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巨人・田中将大が聖地で吠えた!16年ぶり甲子園での阪神撃破で「最後の壁」を突破

田島 恒一

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田中将大

巨人の田中将大投手が16日、甲子園球場で行われた阪神戦に先発し、6回7安打3失点の力投で今季2勝目を手にした。楽天時代の2010年以来、実に16年ぶりとなる甲子園での対阪神戦白星。この勝利で日米通算202勝に到達し、レジェンド野茂英雄氏の記録を塗り替える歴史的な白星ともなった。

オレンジのユニホームを纏って初めて挑む、シーズン中の甲子園での阪神戦。今季、開幕から安定した投球を続けてきた田中将だが、この日は立ち上がりから聖地の洗礼を浴びた。初回に味方打線から3点の援護をもらった直後、阪神の佐藤輝に2ランを許し1点差に詰め寄られる。しかし、ここで崩れないのが今のベテランの真骨頂だ。毎回のように走者を背負い、球数もかさむ苦しい展開が続いたが、要所を締める投球術で大量失点は許さない。5回に犠飛で同点に追いつかれても、集中力を切らすことなく6回を投げ抜いた。

試合後の田中将は、なかなか思い通りにいかなかったと苦笑いを見せつつも、捕手の岸田と対話を重ね、一球一球丁寧に工夫して投げられたと手応えを口にした。完璧な内容ではなかったかもしれない。だが、試合を壊さず、チームを勝利へ導く流れを死守する姿は、まさに百戦錬磨の右腕そのものだった。

今回の白星には、数字以上の大きな意味がある。巨人に移籍して2年目。昨季はセ・リーグ5球団の中で唯一、阪神との対戦機会がなかった。チーム内でも阪神の強力打線に対する相性を懸念する慎重な声があったのは事実だ。そんな周囲の不安を、自らの右腕で一掃してみせたのだ。

リーグ連覇を狙う阪神を倒さずして、王座奪還は見えてこない。最大の難敵相手に「合格点」以上の結果を出した田中将の存在は、今後の巨人にとってこれ以上ない追い風となるだろう。かつての神童がベテランの味を武器に、打倒・タイガースの切り札として再び輝きを放ち始めた。

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