トラウトとジャッジが驚愕のアーチ合戦!64年ぶり歴史的記録が誕生した激闘の幕切れ
野球の聖地ヤンキー・スタジアムで、歴史に刻まれる壮絶なスラッガー対決が繰り広げられた。日本時間14日に行われたヤンキース対エンゼルスの一戦で、主役を演じたのはMVP受賞3回を誇る現旧の米国代表主将、アーロン・ジャッジ外野手とマイク・トラウト外野手だ。
先に火を吹いたのは、本拠地の主砲ジャッジだった。初回、菊池雄星投手の投じたチェンジアップを完璧に捉えると、打球は今季MLB最速となる時速約187キロで左中間席へ。自身の今季最長となる約139メートルの特大5号2ランで先制の口火を切った。
中盤に入ると、今度はトラウトが反撃の狼煙を上げる。4対7とリードを許した6回、二死一、二塁の好機で外角高めの球を鮮やかに弾き返すと、打球はセンターのブルペンへ吸い込まれる3号3ラン。同点に追いつく一撃にスタジアムが騒然とするなか、その裏にジャッジがすぐさま応酬した。内角球を力強く振り抜き、レフト2階席へと突き刺さる勝ち越しの6号ソロを放つ。これにはセンターを守るトラウトも苦笑いを浮かべるしかなかった。
不振を指摘する声を一掃したジャッジに対し、トラウトも黙ってはいない。8対8で迎えた8回、低めのスライダーを豪快にすくい上げると、この日2本目となる勝ち越しの4号2ラン。歴史を遡れば、MVP複数回受賞のコンビが揃って1試合2本塁打を記録するのは、1962年のロジャー・マリスとミッキー・マントル以来、実に64年ぶりの快挙となった。
試合は両雄の譲らぬ攻防の末、劇的な結末を迎えた。9回にヤンキースがグリシャムの2ランで土壇場で追いつくと、最後はワイルドピッチによって11対10でサヨナラ勝ち。スーパースターによる異次元の打撃戦は、最後まで目が離せない幕切れとなった。