ウナギ・サヤカが鹿島沙希から惜別の3カウント、涙の嘘泣きとゴムパッチンで彩った聖地帰還
女子プロレス・スターダムの11日後楽園ホール大会で、ファンの胸を熱くさせる再会と別れのドラマが繰り広げられました。今月23日に現役ラストマッチ、26日に引退セレモニーを控える鹿島沙希が、自ら対戦相手に指名したのは、かつて同団体で激闘を繰り広げた「極彩色に輝く傾奇者」ウナギ・サヤカでした。
試合は、鹿島が葉月、コグマの「FWC」とトリオを組み、ウナギ、舞華、星来芽依組と対戦する6人タッグマッチとして行われました。中盤、鹿島と対峙したウナギは「今日は呼んでくれて本当にありがとう。お前がいなかったら、もうここには上がれなかった」と感極まった様子で涙を浮かべます。しかし、これがウナギ節全開の罠でした。感動のムードを逆手に取った「嘘泣き」からの目潰しを敢行。さらにゴムパッチンを持ち出して追撃を狙うなど、湿っぽさを吹き飛ばすようなウナギらしい戦いぶりで会場を沸かせました。
最後は鹿島の必殺技である起死回生をウナギが鮮やかに切り返し、執念の3カウントを奪取。試合後、鹿島は共に戦ったメンバーら5人と一人ずつ抱擁を交わし、惜しまれながらリングを後にしました。
バックステージに現れたウナギは、久々の参戦を噛み締めるように「スターダムに帰ってきたぞ!」と咆哮。今回の参戦が鹿島の指名によって実現したことに触れ「初めてアーティスト王座を取った時も、最後のリーグ戦も、何かあるたびに鹿島沙希がいた」と、ライバルへの尽きない感謝を口にしました。
一方の鹿島は、欠場明けのコグマを含む「FWC」とのタッグが最後に実現したことに「本当にうれしかった」と満面の笑み。引退まで残りわずかとなったレジェンドが、清々しい表情で聖地のリングに別れを告げました。