ドジャース山本由伸が青いグラブで快投 自己ベストの感覚に「最高」とファンへ感謝
ドジャースの山本由伸投手が14日(日本時間15日)、本拠地でのメッツ戦に先発登板し、圧巻のピッチングでスタジアムを熱狂させた。8回途中まで投げ抜き、4安打7奪三振1失点という内容で白星こそ付かなかったものの、チームの2連勝に大きく貢献。防御率も2・10と安定感を増している。
この日の山本は、昨季まで愛用していた鮮やかな青色のグラブを再び手にしてマウンドへ上がった。「しっくりくる感覚があったので一度試してみた」と明かした通り、道具へのこだわりが投球のリズムを生んだ。立ち上がりに先頭打者ホームランを浴びる波乱の幕開けとなったが、その後は「なんとか切り替えて投げ抜けた」と語るように、冷静沈着なマウンドさばきを披露した。
特に冴え渡ったのがスプリットだ。「今季の中でもかなり良いスプリットが投げられた」と本人も振り返るように、勝負どころで面白いように空振りを奪い、カウントを優位に進める大きな武器となった。今週取り組んできたセットポジションでの工夫も功を奏し、試合が進むにつれて投球の精度は一段と向上。自身の状態について「毎週どんどん感覚が良くなっている」と確かな進化を口にした。
8回のマウンドにも続投するなど、首脳陣からの厚い信頼を感じさせる登板となったが、山本は「最後を任せてもらったのはありがたかったが、しっかり抑えたかった」と反省も忘れない。降板時には、ドジャー・スタジアムを埋め尽くしたファンから総立ちのスタンディングオベーションが送られた。これには山本も「最高だなと思いますし、本当に最高です」と、充実感に満ちた表情を見せていた。