ドジャース山本由伸、被弾後の「20人連続斬り」でメッツを圧倒! 惜しくも3勝目は逃すもサイ・ヤング賞級の衝撃
ドジャースの山本由伸投手が14日(日本時間15日)、本拠地でのメッツ戦に先発登板し、メジャー移籍後でも屈指の快投を披露した。結果は7回2/3を投げて4安打1失点。惜しくも今季3勝目を手にすることはできなかったが、その投球内容は現地ファンやメディアを唸らせるに十分なものだった。
試合は波乱の幕開けとなった。初回、先頭のリンドアに対して投じた3球目のフォーシームを完璧に捉えられ、右翼席へ飛び込む先制ソロを許す。立ち上がりの安定感には定評があった山本だけに、まさかの被弾となったが、ここからが「日本のエース」の本領発揮だった。
失点直後からギヤを上げた山本は、次打者からなんと20人連続でアウトを積み重ねる異次元の投球を展開。最速96.9マイル(約156キロ)の直球に、キレ味鋭いスプリットやカーブを織り交ぜ、メッツ打線に反撃の隙を一切与えない。4回には一塁手フリーマンの悪送球を誘う場面もあったが、自ら崩れることなく淡々とアウトを重ねていった。
再び走者を許したのは7回二死。21人目の打者に二塁打を浴び、続く打者に四球を与えてこの日初めて得点圏に走者を背負ったが、ここでも低めのスプリットで空振り三振を奪い、ピンチを脱出。8回二死から連打を浴びて降板したものの、104球の熱投にスタンドからは大きな拍手が送られた。
山本の降板後、試合が動いたのは8回裏だ。一死二塁の好機で大谷翔平が申告敬遠で歩かされると、続くタッカーが勝負強さを発揮し、左前への適時打で勝ち越しに成功。9回は守護神ベシアが圧巻の3者連続三振で締めくくり、チームは2ー1で接戦を制した。
勝利投手の権利は消滅したが、防御率は2.10まで向上。サイ・ヤング賞候補の一角として名前が挙がるのも納得のいく、まさに独壇場のマウンドだった。次戦こそ、この快投が白星という形で報われることを期待したい。