ヤンキース・ジャッジが沈黙の打線に喝「もっとシンプルに」主将が説く逆襲への処方箋
ニューヨーク・ヤンキースの主将アーロン・ジャッジ外野手が、深刻な得点力不足に喘ぐチームメートたちへ異例の提言を行いました。現地時間12日に敵地で行われたタンパベイ・レイズ戦に4ー5で競り負け、チームはこれで5連敗。悪い流れを断ち切れない現状に、背番号99が沈黙を破りました。
この日、3番・指名打者で先発出場したジャッジは、3点を追う9回に反撃の狼煙を上げる今季4号2ランを放つなど、3打数2安打2打点と孤軍奮闘の活躍を見せました。しかし、チーム全体を見渡せば打線は機能不全に陥っています。この日の先発ラインナップのうち、グリシャムやチザムらを含む過半数の野手が打率1割台に低迷。ジャッジ自身もこの日の活躍で打率を2割1分8厘まで戻したものの、本来の爆発力にはまだ遠い状態です。
試合後、報道陣の取材に応じたジャッジは、打席での考え方が複雑になりすぎている現状を指摘しました。打席でもう少しプレーをシンプルにする必要があると語り、あらゆる球を打とうとするあまり、自ら不利なカウントや状況を招いていると分析。チームとして狙い球を絞り、スムーズなスイングを心がければ状況は好転するはずだと、打線の意識改革を促しました。
今シリーズを振り返り、好機での一本が出なかったことや、試合の大半を単打のみで終えてしまう展開が続いたことを悔やんだジャッジ。それでも、四球を選んで甘い球を仕留める基本に立ち返れば、必ず光は見えてくると前を向いています。
開幕直後は快進撃を見せていたヤンキースですが、この連敗で8勝7敗となり、ア・リーグ東地区首位の座を守りつつもオリオールズやレイズに並ばれる形となりました。アーロン・ブーン監督も、接戦を勝ちきれない現状を「最悪の週末だった」と振り返りつつも、次戦の本拠地エンゼルス戦に向けて、なんとか壁を乗り越えなければならないと必死に前を向いています。主将の言葉が眠れる名門打線を呼び覚ますきっかけとなるのか、次戦からの戦いに注目が集まります。