横綱・大の里が学生相撲の聖地へ凱旋!豊昇龍とともに靖国神社で圧巻の土俵入り
桜の余韻が残る東京・靖国神社の相撲場に、瑞々しい活気と緊張感が走りました。13日に執り行われた奉納大相撲。多くのファンが詰めかける中、新時代の象徴である両横綱、豊昇龍と大の里が堂々たる土俵入りを披露し、境内の観衆を魅了しました。
特に深い感慨を口にしたのが、25歳の大の里です。靖国神社といえば、全国学生個人体重別選手権の舞台としても名高く、学生相撲に励む若者たちにとってはまさに聖地。日本体育大学時代、135キロ超級で頂点に立った経験を持つ大の里は、大学1年生の頃からこの土俵で汗を流してきました。
当時を懐かしむように笑顔を見せた大の里は、ほとんどの大会で優勝を飾ってきた相性の良い場所だと振り返り、横綱としてここに帰ってこれたことは感慨深く、本当にうれしいと喜びを噛み締めました。かつての挑戦者が、最高位の証である白まわしを締めて聖地に立つ姿には、本人も不思議な感覚ですと率直な心境を明かしています。
一方、26歳の豊昇龍も終始リラックスした表情を見せていました。取材を終えると、そばにいた大の里に対し、泰輝!長くしゃべってあげて。横綱として靖国は初めてだからねと本名で呼びかける一幕もあり、横綱同士の絆を感じさせる和やかな雰囲気が漂いました。
先月29日の伊勢神宮からスタートした春巡業も、今月26日の埼玉県入間市での千秋楽に向けていよいよ後半戦。豊昇龍は、しっかりと準備運動を重ね、軽く相撲を取っていけたらと、目前に迫る本場所を見据えて冷静に展望を語りました。伝統の地で決意を新たにした二人の横綱が、春の陽気とともに角界をさらに盛り上げてくれそうです。