父・諏訪魔が贈る愛の叱咤!初スタメンの横浜M・諏訪間幸成、完敗の苦い経験を糧にさらなる飛躍へ
明治安田J1百年構想リーグ第10節、横浜F・マリノスはホームでFC東京と対戦したが、1ー3という悔しい結果に終わった。この試合で大きな注目を集めたのが、今季初先発のピッチに立った22歳のディフェンダー、諏訪間幸成だ。
ここまで出場時間が45分のみとチャンスに飢えていた諏訪間は、井上太聖や守護神の朴一圭らとともに最終ラインで奮闘。序盤は安定した守備を見せていたものの、前半終了間際に一瞬の隙を突かれて失点を許してしまう。後半に1点を返して意地を見せたチームだったが、反撃も及ばず最後は突き放される形で勝ち点を逃した。試合後、諏訪間は、自分たちが主導権を握り、やりたいことができていただけに、カウンターからの失点で試合を難しくしてしまったと肩を落とした。
この一戦を特別な思いで見つめていたのが、全日本プロレスで活躍しエボリューションの専務も務める父、諏訪魔だ。現役レスラーとして長年リングに立ち続ける父は、この試合を息子の人生がかかった大一番と捉えていた。失点に絡んだ現実を直視し、どうすれば成長できるかを考えるべきだと、プロとしての心構えを説いた。
49歳にして今なお土俵際で戦い続ける諏訪魔は、プロの世界は失敗すれば終わる過酷な場所だと語る。プロ2年目の息子に対し、認められるためには結果が全てであり、この壁を乗り越えなければならないとあえて厳しい言葉を投げかけた。しかし、その底には父としての温かい眼差しも。プロレスもサッカーも、失敗から這い上がっていくプロセスこそがファンの心を打つのだと強調した。
「引退後まで追いかけたくなるような、大河ドラマのような生き様を見せてほしい」。そう期待を込めた諏訪魔は、息子が紡いでいく物語を、父として、そして一人のファンとしてこれからも見守り続けていく覚悟だ。