東国原英夫氏が宮崎知事選へ再挑戦、宮崎謙介氏が語る「不倫辞職からの恩義」と勝算の行方
宮崎に再び「どげんかせんといかん」の風が吹くのでしょうか。元宮崎県知事の東国原英夫氏が2026年4月9日、宮崎市内での記者会見で、次期知事選への立候補を正式に表明しました。かつてマンゴー旋風を巻き起こし、県産品を全国区に押し上げた立役者が、再び故郷の舵取り役に名乗りを上げました。
会見で東国原氏は、現在の宮崎について「衰退が止まらない」と強い危機感を露わにしました。自らを「ゲームチェンジャー」と称し、現状を打破するために立ち上がる決意を語る姿には、往年の熱量が感じられました。選挙戦は5選を目指す現職の河野俊嗣氏との激しい一騎打ちになることが確実視されています。
この再挑戦を複雑な思いで見守っているのが、元衆院議員の宮崎謙介氏です。実は東国原氏は、宮崎氏にとって「人生の恩人」という意外な接点があります。不倫騒動で議員辞職し、どん底にいた宮崎氏に「事務所に入った方がいい」と手を差し伸べたのが東国原氏でした。テレビ番組で「宮崎謙介をどげんかせんといかん」と弄りながらも、復帰の道筋を作ってくれた先輩の存在に、宮崎氏は今も深い感謝を抱いています。
宮崎氏によれば、東国原氏はプライベートでも常に地方創生への熱い思いを口にしていたといいます。「地方があっての国」という信念のもと、九州、そして宮崎をもう一度輝かせたいという執念は本物のようです。
しかし、前回の知事選では現職の河野氏に苦杯を喫しており、道は決して平坦ではありません。1期で知事を退任し東京都知事選に出馬した過去に対し、一部の県民から「宮崎を見捨てた」という厳しい目が向けられているのも事実です。宮崎氏は「首長選は現職が強いのは鉄則。限られた時間の中で、東さんがどこまで本気度を示せるかが勝負」と分析します。
会見で現職との違いを問われた東国原氏は、迷わず「熱量」と答えました。地方活性化は、リーダーの情熱が人々に伝わってこそ成し遂げられるという持論です。かつてのブームから月日が流れ、今の宮崎県民が求めているのはパフォーマンスなのか、それとも必死な情熱なのか。東国原氏の「熱伝導」がどこまで広がりを見せるのか、注目の選挙戦が幕を開けます。