維新・藤田文武共同代表、自民との連立に言及 「必要なことは率直に伝える」
日本維新の会の藤田文武共同代表は3月26日、東京・港区のJR新橋駅前で街頭演説を行い、自民党との連立政権について「必要なことは率直に伝えていく」と述べ、与党内でも独自の立場を保ちながら政策実現に取り組む姿勢を強調した。
自民党と日本維新の会による連立政権が発足してから、およそ5か月。今月23日には、維新が与党入り後初となる党大会を開き、訪米中の高市早苗首相からビデオメッセージが寄せられた。
高市首相はその中で、吉田松陰の「朋友相交わるは善道を以て忠告すること固よりなり」という言葉を紹介。友人同士であれば、真心を持って忠告し合い、互いをより良い方向へ導くのが当然だという意味を持つこの言葉に、藤田氏は強く共感を示した。
藤田氏は演説で、「自民党と維新が連立を組む中で、信頼関係を築いていくうえで忘れてはならない大切な精神を示していただいた」と語り、「非常にありがたく、うれしく受け止めた」と述べた。
一方で、連立発足後は高市首相への注目度が高まる反面、維新の存在感が埋もれがちだとの見方もある。こうした指摘を意識したのか、藤田氏は「言うべきことを言うのは自民党だけではない」と強調。与党の一角として責任を果たしつつも、維新として国民に対して将来の課題や危機感を率直に伝えていく考えを示した。
そのうえで、「これから起こりうる日本の課題や危機を、できる限り正面から伝えていきたい。決して平坦な道のりではないが、日本をもう一度強く、豊かにしていくために取り組んでいく」と訴え、党としての存在意義を改めてアピールした。
連立政権の安定運営と、維新独自のカラーをどう打ち出していくのか。藤田氏の発言は、与党内での維新の立ち位置を改めて印象づけるものとなった。