木原官房長官、ナフサ“6月枯渇説”を否定「誤情報は拡散しないで」
木原稔官房長官は6日、会見で中東情勢の緊迫化を受けて懸念が広がっているプラスチック原料・ナフサの供給問題について言及し、SNSを中心に拡散している「日本は6月にナフサの供給を確保できなくなる」との情報をきっぱりと否定した。
木原官房長官は、ナフサについて「原油を精製して作られる石油化学製品の一種」であり、プラスチックをはじめとする化学製品の原料だと説明。そのうえで、6月に供給が止まるとする見方については「誤ったものと認識している」と明言した。
現在の在庫状況については、すでに調達済みの輸入ナフサと国内で精製された分を合わせて2か月分を確保していると説明。さらに、中間段階にある化学製品の在庫も2か月分あるとして、合計で4か月分の在庫があるとの認識を示した。
また、「現時点で直ちに需給上の問題は生じていない」としたうえで、日本全体として必要量は確保できていると強調。政府としては今後も関係企業と緊密に連携しながら、原材料の調達から製造、流通、販売に至るまでのサプライチェーン確保に向け、あらゆる可能性を排除せず必要な対応を進めていく方針を示した。あわせて、消費者や企業に対して適切な情報発信を続けていく考えも明らかにした。
ナフサをめぐっては、高市早苗首相も5日に自身のX(旧ツイッター)を更新し、中東以外からの輸入分については在庫期間が「半年以上に伸びる」との見通しを投稿していた。
最後に木原官房長官は、真偽がはっきりしない情報や不安をあおる内容に触れた際には、政府や関係団体の公式見解を確認してほしいと呼びかけ、「誤った情報を拡散しないこと」を国民に強く求めた。