世良公則が自民党大会で熱唱「燃えろサナエ」と異例の陳情
東京都内で12日に開催された自民党党大会に、ロックミュージシャンの世良公則がサプライズゲストとして登場し、会場を大きく沸かせた。司会者から党と同じ1955年、昭和30年生まれであると紹介された世良は、ステージに立つと「御党と同い年です」と挨拶。自身の歩みと重ね合わせながら、真っ直ぐな言葉で会場に語りかけた。
マイクを握った世良は、昨今叫ばれる成長しない30年や失われた30年という言葉を引用。今の若者や現役世代が、かつての自身のように自由で平和な社会の中で夢を描けているのかと問いかけ、「先の選挙で多くの国民の付託を受けた御党だからこそ、これからの30年、全世代が胸を張って明日を夢見ることができるようにしてほしい。今日はそのために陳情に参りました」と、一人の国民としての切実な思いを訴えた。
その後、ミュージシャンらしく「しゃべることよりも歌うことが得意」と場を和ませた世良は、アコースティックギターを手にパフォーマンスを披露。2曲目には代表曲「燃えろいい女」を選んだ。演奏中には「ここだというタイミングで行動、発言をお願いします」と政治の決断力になぞらえて鼓舞。サビの歌詞を「燃えろいい女、燃えろサナエ」と、高市早苗首相の名前に替えて熱唱する粋な演出で、会場のボルテージを最高潮に引き上げた。
パフォーマンスを終えた世良は「以上で私の陳情は終わります」と笑顔で締めくくり、後続の高市首相の挨拶へバトンを繋いだ。世良は昨年の参院選大阪選挙区に無所属で出馬し落選を経験しているが、この日は音楽と言葉を通じて、日本の未来への願いを改めて形にした格好だ。