高市首相のSNS発信に鈴木エイト氏が苦言 トランプ氏より一方通行と指摘
ジャーナリストの鈴木エイト氏が17日、文化放送のラジオ番組「長野智子アップデート」に生出演し、高市早苗首相による情報発信のスタイルについて厳しい私見を述べました。
番組では、中東情勢の緊迫化に伴う供給不安に対応するため、政府が備蓄している医療用手袋5000万枚を5月から放出すると高市首相が表明したニュースを紹介。地域の診療所などから上がる懸念を払拭する狙いがあるとされるこの対応について、コメントを求められた鈴木氏は、まず「非常に発信が遅い」と切り出しました。
鈴木氏は、高市首相が正式な記者会見を開いて幅広いメディアの取材に応じるよりも、XなどのSNSで一方的に情報を投稿し続けている現状を問題視。政府の発表内容を精査しようにも、現状は一方通行のやり取りに終始していると指摘しました。さらに、首相側が何かを指示した、あるいは大丈夫だと発信するだけでなく、それに対して記者が疑問をぶつけ、やり取りを重ねることで初めて国民の納得が生まれるはずだと主張。今のプロセスはその点が欠落しており、あまりに一方的過ぎると懸念を示しました。
この意見に対し、番組のメインパーソナリティーを務める長野智子氏も、世界のリーダーたちがSNSで一方的に発信し、周囲がそれに振り回される最近の風潮に触れて同意しました。すると鈴木氏は、米国のトランプ大統領を例に挙げ、「トランプ氏もSNS発信がメインだが、一応は記者からの質問を受け付けている」と分析。対して高市首相の場合は、それすらも不十分であるとし、先日行われた会見についても「直前に発表され、フリーランスや一部メディアが参加できない状況だった」と暴露しました。鈴木氏は、こうした情報発信の姿勢に強い危うさを感じると警鐘を鳴らしています。