田村智子氏、辺野古沖の転覆事故で船長への言及避ける 「事故原因の究明が最優先」
日本共産党の田村智子委員長は26日、国会内で記者団の取材に応じ、沖縄県名護市辺野古沖で起きた小型船2隻の転覆事故についてコメントした。事故では女子高校生と船長の2人が死亡しており、田村氏は「本当に悲痛な事故だ」としたうえで、船長個人に関する言及は避けた。
この事故をめぐっては、死亡した船長の実名や経歴の一部が一部週刊誌で報じられている。さらに、海上保安庁が25日、船長が牧師を務めていたとされる沖縄県南城市内の教会に立ち入ったことも明らかになっており、関係者の間では家宅捜索とみられている。
記者団からは、船長の身元について党として把握しているか問う声が上がった。これに対し田村氏は、「週刊誌で報道があることは承知している」としたうえで、「高校生の方も含めて命が奪われた本当に痛ましい事故だ。いま捜査当局が事故の究明を進めている段階であり、まずは事故原因の解明が求められている。それ以上については、私からコメントのしようがない」と述べた。
今回の事故では、船長が共産党関係者ではないかとの指摘も一部で取り沙汰されている。これに関連し、日本共産党の小池晃書記局長は16日の会見で、辺野古の海上で活動に使われる船は限られていると説明。「あの船に乗ったのは共産党関係者だけではない。現地にはさまざまな立場の人が訪れており、共産党だけの船という見方は当たらない」との認識を示していた。
辺野古周辺では、米軍普天間飛行場の移設工事をめぐり、海上での抗議活動や監視活動が長年続いている。今回の事故を受け、現場の安全管理や運航体制のあり方にもあらためて注目が集まっている。
捜査当局は、事故当時の状況や船の運航体制、関係者の行動などを含めて詳しく調べており、今後の捜査の進展が焦点となる。