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エンゼルスまた誤算…52億円右腕スティーブンソンが今季絶望 現地でGM解任論も過熱

田島 恒一

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ロバート・スティーブンソン

エンゼルスにまたしても痛いニュースが走った。球団は8日(日本時間9日)、救援右腕ロバート・スティーブンソン投手(33)が右ヒジの靭帯と屈筋腱の修復手術を受けることになり、今季を全休すると発表した。スティーブンソンは春季キャンプ中に右ヒジの炎症を訴え、すでに60日間の負傷者リスト入りしていた。

スティーブンソンは2023年オフ、FAでエンゼルス入り。パイレーツ、レイズでプレーした同年は60試合に登板し、3勝15ホールド1セーブ、防御率3・10を記録していた。球団は3年総額3300万ドル(約52億円)という大型契約で獲得に踏み切ったが、翌2024年はトミー・ジョン手術の影響でシーズンを棒に振る形に。ここまでエンゼルスでの登板は昨季の12試合にとどまっている。

ただでさえ補強の成果が見えにくいチーム状況だけに、今回の離脱はファンの失望をさらに深めそうだ。エンゼルスでは、2020年シーズンから7年総額2億4500万ドル(約382億円)の大型契約を結んだアンソニー・レンドン内野手(35)が度重なる故障で本来の力を発揮できず、事実上の引退状態ともいえる状況。さらに昨オフには、昨季36本塁打を放った主力テイラー・ウォード外野手(31)との交換トレードでオリオールズから獲得したグレイソン・ロドリゲス投手(26)も、負傷者リスト入りのまま開幕を迎えていた。

大型補強がことごとく期待通りに進まない現実に、地元メディアの視線も厳しさを増している。エンゼルス専門メディア「ヘイロー・ハングアウト」は、球団が2027年の契約オプションを持っていることに触れつつも、今回の負傷によってスティーブンソンのロサンゼルスでのキャリアはほぼ終わりに近づいたと指摘。さらに、ロサンゼルスはわずか10回の救援登板のために巨額の資金を投じた形だと厳しく断じた。

同メディアは、ペリー・ミナシアンGMとフロントの判断を「もはや許されない」と強く批判。就任後に何度もチャンスを逃してきたとして、今回の失策がミナシアンGMの解任につながる可能性にも言及している。補強のたびに誤算が重なるエンゼルス。現地では、フロントへの逆風が一段と強まりそうだ。

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