大谷翔平、6回1失点でも自己評価は辛口 指揮官&スミスは粘投称賛で次回はメッツ戦へ
ドジャースの大谷翔平投手(31)が8日(日本時間9日)、敵地トロントで行われたブルージェイズ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場した。マウンドでは6回を投げて4安打1失点。自責点はつかず、勝利投手の権利を持ったまま降板したが、今季2勝目には届かなかった。
この日の投球数は96球で、打者24人と対戦。最速は100・1マイル(約161・1キロ)を計測した。開幕から2試合を終えた時点で、防御率は0・00をキープしている。ただ、チームは3―4で逆転負け。連勝は5でストップした。
試合後、大谷は自身の内容について「デキは良くなかった」と率直に振り返りつつ、「責任イニングと球数はしっかり投げられたので、そこは良かった」と冷静に総括。結果を残しながらも、本人の手応えは決して十分ではなかったようだ。
デーブ・ロバーツ監督も、立ち上がりから本来のリズムではなかったと見ている。フォームのタイミングがかみ合わず、ミスの出方からも苦しい登板だったとしながら、「ずっと自分と戦っているようだった」と厳しく分析した。
それでも指揮官は、その中で崩れなかった点を高く評価。「毎日ベストな状態で投げられるわけではない」と前置きした上で、競争心と球威を武器に6回1失点でしのぎ、リードを守ったまま役目を果たしたことを称えた。状態が万全でない中でも試合をつくる力は、エースとしての存在感を改めて印象づけた。
バッテリーを組んだウィル・スミスも、大谷の修正力に手応えを感じていた。序盤はコマンドに苦しみ、ボールのばらつきも見られたとしながら、後半にかけてしっかり立て直したと説明。球そのものの質は悪くなかったと評価し、「しっかり競って1失点に抑えたのは良かった」と納得の表情を見せた。
一方で、スライダーがやや高めに浮く場面があったことにも言及。それでも「次はしっかり修正してくると思う」と、次回登板へ前向きな見通しを語っている。周囲の見立てでは、大谷本人が感じているほど悪い内容ではなかったという印象だ。
また、ロバーツ監督は今後の起用について、次回登板も引き続き1週間の間隔を空ける方針を明かした。ここまで十分な準備期間を与えてきた流れを継続する形で、今季3度目の先発は15日(日本時間16日)の本拠地メッツ戦となる見込み。厳しい自己評価のあとに迎える次のマウンドで、どんな修正を見せるのか注目が集まる。