ホルムズ海峡の安全確保ならず 中ロの拒否権行使で決議案否決
ニューヨークの国連本部で7日、緊迫が続くホルムズ海峡の安全確保を目的とした決議案の採決が行われましたが、常任理事国である中国とロシアが拒否権を行使したことにより、同案は否決されました。
世界的なエネルギー輸送の要衝として知られるホルムズ海峡では、近年、船舶の航行安全を脅かす事案が相次いでおり、国際社会からは実効性のある対策を求める声が強まっていました。今回の決議案は、航路の自由と安全を国際的な枠組みで保障することを目指したものでしたが、中ロ両国が反対に回ったことで、安保理としての足並みの乱れが改めて浮き彫りになった形です。
この採決結果を受け、中東情勢の安定化を期待していた関係国からは失望の声も上がっています。エネルギー供給網の脆弱性が懸念される中、対話による解決の糸口が見えない現状に、国際社会はさらなる警戒を強めています。