守田英正はW杯メンバーから外れるのか。武田修宏氏が分析する森保監督の狙いと落選危機の真相
ポルトガル1部のスポルティングに所属するMF守田英正が、6月に開幕を控える北中米W杯のメンバー入りを果たせるのか。大きな注目が集まっている。W杯前最後の代表活動となった3月の英国遠征で招集外となったことから、一部では本大会出場を危ぶむ声も上がり始めている。そんな中、元日本代表FWの武田修宏氏が、森保一監督の意図を独自の視点で読み解いた。
負傷の影響もあり昨年3月を最後に代表から離れている守田だが、現地時間4月7日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝、アーセナルとの第1戦ではフル出場を果たした。試合はホームで0ー1と敗れたものの、守田は持ち前のボール奪取力を発揮。終盤には自陣でこぼれ球を拾ってから鮮やかなターンで攻撃の起点を作るなど、存在感を示した。このプレーに対し、武田氏は、イングランド戦よりも強度やレベルが高い舞台で先発を務める経験の大きさを指摘。世界選抜のような相手を前に攻守のバランスを保っていたと高く評価している。
改めて世界レベルの実力を証明した守田だが、3月の代表戦に呼ばれなかったことで構想外という噂も飛び交っている。しかし、武田氏の見立ては異なる。森保監督は代表の親善試合よりもCL準々決勝という大舞台でのプレーを優先させたのではないかというのだ。世界最高峰の戦いに出場することのプラスは計り知れず、守田はW杯メンバーに入るべき存在であり、現状では鎌田大地とのボランチコンビがベストだと力説した。
この状況は、バイエルン・ミュンヘンのイングランド代表FWハリー・ケインが、コンディション調整を理由に日本代表戦を回避したケースにも通じるものがある。ケインはその後のCLレアル・マドリード戦で得点を決め、チームを勝利に導いた。つまり、重要な公式戦を見据えた戦略的な判断だった可能性が高い。
スポルティングは中4日で敵地での第2戦に挑む。逆転での4強入りがかかる極限の状況は、選手を大きく成長させる場となる。守田がこの貴重な経験を手にし、W杯のピッチで日の丸を背負う姿を見せてくれるのか。指揮官の決断に注目が集まる。